SEO対策において、『1ページに対して1つの内容』『1URLに対して1つのコンテンツ』
どちらも同じ意味ですが、このことを念頭にコンテンツを作成していくことが
ページの在り方なのです。

 

どのような事なのか
5ページを同一のフォーカスキーワードで記事を書いたとします。
googleの検索結果では、より多くのドメインのページを吐き出すようになっています。
検索結果に偏りが出ず公平性を増すためです。

その為、5ページが同時に検索結果に並ぶことは、ほぼありません。
検索結果に表示された1ページ以外は、無駄になってしまいます。

 

また、1ページに5つのフォーカスキーワードを狙って記事を書いたとします。
前者よりも悲しい結果になるかもしれません。
ユーザーが求める検索内容は、1つのフォーカスキーワード
ほか4つのフォーカスキーワードが無駄になるのです。

その為、ユーザーが求める検索結果のフォーカスキーワードからは関係のない
4つの内容のせいで、上位表示は見込めません

目次【SEO対策におけるURLの原則と決め方】

1. URLの正規化に伴うSEOの効果

最初に伝えましたが
SEO対策において、『1ページに対して1つの内容』『1URLに対して1つのコンテンツ』
の原則を守っていないと、SEOは、マイナス評価になります。

マイナス評価をなくして0からSEO対策に有効な、ユーザーが求めるコンテンツの作成を行うためにも
『1ページに対して1つの内容』『1URLに対して1つのコンテンツ』を厳守しましょう。

100メートル走で皆がスタート位置からスタートなのに
原則を守らないと
スタート位置は、-50メートルからスタートになります。

1.-1 重複コンテンツが起きる時は、どんなケース

そもそも、重複コンテンツとは
異なるURLに同一もしくは類似したコンテンツ(内容のページ)を重複コンテンツといいます。


プロトコル:http ⇔ https
 SSLを導入したサイトに起きます。

ドメイン:www有り ⇔ www無し webサイトがリリースされたタイミングから起きます。

indexファイル:有る ⇔ 無し サーバーサイドでデフォルト呼び出し設定で起きます。webサイトリリースされたタイミング

URLの最後にスラッシュ:/有り ⇔ /無し webサイトがリリースされたタイミングから起きます。

URLのパラメータのあるなし:/パラメータ有り ⇔ /パラメータ無し カテゴリー分けしたタイミングから起きます。

違うURLの階層:/別階層1 ⇔ /別階層2 ページネーションが起きたタイミングから起きます。

起きるタイミングは、代表的な例をあげています。

1.-2 重複コンテンツ対処の仕方

プロトコル:http ⇔ https 重複対処 301リダイレクト

ドメイン:www有り ⇔ www無し 重複対処 301リダイレクト

indexファイル:有る ⇔ 無し 重複対処 301リダイレクト

URLの最後にスラッシュ :/有り ⇔ /無し 重複対処 301リダイレクト 対処なしでもOK

パラメータ /有り ⇔ /無し 重複対処 canonicalタグ

違うURLの階層:/別階層1 ⇔ /別階層2 重複対処 301リダイレクト

 

301リダイレクトの設定には、数種類の設定方法が存在します。
Javascriptでの強制ページ移行
HTMLのメタリフレッシュ設定、この方法は、googleが利用しない方がいいと述べています。
やはり、サーバーサイドでのPHPやサーバーアプリケーション
それと、ApacheなどのHTTPサーバーでの設定が好ましいです。

サーバー環境などで301リダイレクトの設定が困難な場合。
パラメータで、重複コンテンツが発生している場合。
PDFファイルなどのドキュメントファイルでURLの重複がある場合
canonicalタグを活用しましょう。

301リダイレクト方法

googleが推奨する301リダイレクトの設定方法
実際の基本的なコード記載。SEO対策にも効果的です。

canonical tag(カノニカルタグ)設定

canonical タグ(カノニカル)設定をご紹介
実際の基本的なコード記載。SEO対策にも効果的です。

1.-3 何故重複コンテンツがいけないの?重複コンテンツのデメリット

重複コンテンツは、検索エンジンの評価を下げる
SEOにおいてデメリットがあることは明確です。

 

・コンテンツが重複しているので検索エンジンの評価が分散される。
実際には、1ページなのに、複数の異なるURLがあることにより
検索エンジンは、同一コンテンツにも拘らず複数のページがあると判断してしまいます。
更に、バックリンクに関しても、本来は1URLなのに複数の異なるページにリンクが分散され
本来の正式なURLにバックリンクが集まらない

100ページ(100URL)あるwebサイトで1つの重複コンテンツがあったとしても
大きな影響は、ありませんが、多くの重複コンテンツを抱えるwebサイトは、
SEO効果に致命的なマイナス評価を受けることになります。

最悪のケースでは、悪意のあるwebサイトと検索エンジンに判断され
ペナルティーを受ける対象webサイトと認識されてしまいます。

 

google検索エンジンのクローラの低下、クローラビリティーが落ちる。
重複コンテンツの分だけページがあることになります。
その分、google bot が沢山のページを見に行かなければならず
本来直近で更新したフレッシュなコンテンツをクローラーに見つけてもらうまでに
時間がかかってしまい、ライバルに先を越されてしまう、なんてことも起きます。

 

・webサイトの監視、解析、分析ができなくなる、難しくなる。
自分のサイトのアクセス解析を行う際に、重複したコンテンツを
統合して計測しなければならなくなります。
アナリティクスやサーチコンソールでのツールや機能が直感的に判断しにくくなってしまい
折角のgoogleからの最高の贈り物を十分に使うことが困難になる。

2. URLに対してユニークなタイトル、ディスクリプションを付ける

タイトルとディスクリプションは、そのページの要約を示しています。
その為、タイトルとディスクリプションが複数のページで同一になってしまっていると
同一コンテンツとみなされ、googleの評価が下がってしまいます。

更に、ユーザーが検索し時に、ページの内容がわからなず、把握することができません。
勿論、ディスクリプションに関しては、検索ユーザーのフレーズにより
変わる事があると述べましたが、google検索エンジンがどのようなページなのかを
本体のコンテンツ内容のまま伝えることはできません。

 

最近は、遭遇する機会が減りましたが、ヘッダー内のロゴのaltタグがタイトルになっていたり
全てのページで同一のディスクリプションが記載してあったり数年前はよく見ました。


こちらは、いまだによく遭遇します、
アーカイブ内ページネーションがタイトル、ディスクリプション共に同じもの
他にも遭遇例をあげればきりがないほどです。

 

SEO対策を高額で契約しているから大丈夫などと思わないで
以下の方法で探してみてください。

 

googleサーチコンソールの機能の中にHTMLの改善ページを使って
簡単に調べることができます。
タイトルタグの重複
重複するメタデータ(ディスクリプション)
この様に教えてくれます。
警告に上記が出たら、リンクをたどればどの重複しているページURLが出ます。

ページ内容に合うように変更しましょう。

3. ページネーションの対処の仕方

ブログ記事などのアーカイブページ、一覧ページなど
何ページかにまたがつている時に
1,2,3,4,,,や前ページ・次ページ
ページネーションとは、このような事です。

WordPressMovable TypeなどのメジャーCMSでのサイト制作
独自CMSでのサイト制作、CSSとHTMLでのサイト制作
PHPでのサイト制作などな
どんなパターンのホームページ、webサイトでも
大変よくタイトルとディスクリプションが同じになっています。

そして、URLも同一の場合が一番多いのは、PHPでページネーションを操作しているときです。
多くの場合、web制作会社に依頼して作成してもらっているケースがほとんどです。
改善できない場合は、制作会社に問い合わせをしてみましょう。

 

理想的なURLは、/list/1や/page/id1もしくは、/list/page1などです。
更に、2ページ以降はcanonicalは無にします。

 

理想的なタイトルは、○○○一覧 1ページ目もしくは、○○○リスト 1
2ページ以降は、○○○一覧 2ページ目もしくは○○○リスト 2

 

理想的なディスクリプションは、○○○○○一覧 1ページ目 ○○○○○○○○
2ページ以降は、○○○○○一覧 2ページ目 ○○○○○○○○

 

例、賃貸情報サイトの場合
URLは、/cintai/aichi/nagoya/list/1
タイトルは、名古屋の賃貸物件一覧 1ページ目(愛知県)
ディスクリプションは、名古屋の賃貸物件一覧 1ページ目(愛知県)豊富な賃貸物件の一覧から、名古屋の賃貸情報をご案内、随時新しい賃貸情報を更新しております。プロが判断した一押し賃貸物件を掲載しております。

このようにページネーションが各ページ、ユニークになるようにしていきましょう。

そして、旧googleサーチコンソールpage_idが登録されているかも確認しましょう。
登録されていない場合は、パラメータを追加で登録しましょう。
注意してほしいのは、googleサーチコンソールで設定してください。

4. URLのユニーク化、全てのページを独自のURLにする

知らない間にコンテンツページのURLが同じになっていることがよくあります。
特に、多いのは、サイト内検索を設置しているサイト
もしくは、サイト内検索は無いのですが、アーカイブやリスト一覧などを
サイト内検索から表示しているサイトに多く見られます。

パラメータを含むURL構造にすることで、google検索エンジン
静的URL動的URL、どちらでも、個別のURLと判断してくれます。
そして、タイトルとディスクリプションもユニークなものを取り入れるようにしてください。

URLの構造の参考にしてみてください
例、賃貸情報サイトで愛知、名古屋、マンションとサイト内検索した場合
静的URLの場合は、/aichi/nagoya/mansyon/list/1
動的URLの場合は、/search.php?prefecture=aichi&city=nagoya&type=mansion
この様なわかりやすく、サイト構造上も整然としているのが好ましいです。

 

この部分に関しては、ホームページ制作会社に相談するしかないのかなぁ~と思いますす。

 

日頃から、SEO相談のお問い合わせを頂く際に思うことがあります。
URLのユニーク化に問題がある場合、web制作会社から、提案があるはずなのですが
制作会社とクライアントとの間の関係性でも変わってくるのかな~
制作会社からの提案を費用が掛かるからなんとなく今は、いらないなどとこたえたのかな~
稀だと思うのですが、そもそも、制作会社が作りっぱなし、把握してない、わからない

何かしら、お困りや不安な場合は、下記問い合わせに何なりとご質問ください。
喜んで、お答えいたします。